「思えばバカな企画だったby猫田白重」より |
温暖化と二酸化炭素の関係でよく取り上げられるのが左図の南極ボストーク基地の氷柱から割り出された過去22万年の気温と二酸化炭素のグラフです。 確かによく連動しています。 二酸化炭素が増えると気温も上がっていますが、二酸化炭素が先か気温が先かは不明です。 二酸化炭素が先に増えて気温が上昇したとすると二酸化炭素が増えた原因は何でしょう。 産業革命以降は化石燃料の大量消費により二酸化炭素が増えたのは分かりますが、 産業革命以前はせいぜい煮炊きや暖房ぐらいでとても環境に影響を与えるほどの量ではないはずです。 20万年前にどうして二酸化炭素が増えたのでしょう。 10万年前には急激に増えていますが発生源は何でしょう。 火山活動が活発になって大量の二酸化炭素が放出された可能性もありますが、火山の場合大量の火山灰や噴煙により日光が遮られ逆に寒冷化してしまいます。 現にピナツボ火山が噴火した時平均気温は下がり二酸化炭素の濃度も上昇しませんでした。 二酸化炭素が温暖化の原因とすると説明の困難なところがあります。 一方、温暖化が先でその影響で二酸化炭素が増えたとすると簡単に説明がつきます。 |
「思えばバカな企画だったby猫田白重」より |
二酸化炭素は水に良く溶けます。 左図のように水温が低いほど溶け易くなります。 ですから水温が上がれば溶けきれなくなった二酸化炭素は追い出されて大気に放出され大気中の二酸化炭素濃度があがります。 つまり気温が上がりその結果水温が上昇して溶けていた二酸化炭素が大気中に放出され二酸化炭素濃度が上昇したとすれば気温と二酸化炭素濃度が同じような曲線を描くはずです。 二酸化炭素濃度の増加は温暖化の副次的現象で温暖化には関与していない可能性もあるのです。 |